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医学英語論文の書き方マニュアル – 27:論文で避けるほうがよい表現

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今月は【論文では避ける方が良い表現】について考えてみましょう。

口語的表現は避けましょう

日本語と同様に、英語でも「話し言葉」と「書き言葉」があります。基本的に論文では口語的な表現は避けるべきです。

– “and” の代わりに “moreover”, “further” を使いましょう。
– but → however, nevertheless
– so → therefore, hence
– can’t be → cannot
– besides → In addition to
– a lot of → many
– get → obtain
– touch → contact
– do → perform
– look into → investigate

えん曲な表現は避けましょう

– “We can say that …”
– “It may be said that …”

曖昧な表現はなるべく避けましょう。

– “could”, “would”, “might”, “maybe” などはえん曲な表現同様に、文章があいまいになります

“It is … that …”の構文もなるべく避けましょう。

(能動態の方がわかりやすく、単語数も減ります)
・”It is considered that …”→”We consider that …”
・”It was found that …” → “We found that…”

長い文章は避けましょう

多連結修飾節や句などを多用して長い文章にするとわかりにくくなります。
・基本的に修飾語・句は被修飾語の近くに置きましょう
・修飾節あるいは句をたくさんつけて説明したいときは、文章を2つ以上にきりましょう

Coffee Break

アマゾンのサービスでの「置き配」は[unattended delivery]と表記されています。海外では、置き配を狙った泥棒が問題になっているようで[porch pirates]「玄関の海賊」というそうです。

置き配に「玄関口」を指定するばあいは、[doorstep]で、代引きは[cash on delivery]といいます。略して[C.O.D.]と表記されることもあります。

でも最近は、現金払いも少なくなりました。クレジットや電子マネーで決済の場合、[collect on delivery]が使用されているようです。

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