医学英語論文の書き方マニュアル – 15:理由を示す「…ので」「…だから」の表現
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One Point English:理由を示す「…ので」「…だから」の表現
[Because][Since]の違い
1. 相手が事実を知っているか
知っている→Since
知らない→Because
・Since it is raining, we can’t play baseball.
この状況は、例えば父が息子に、「雨が降っているから野球はできないよ」
という場面(周知の事実)で、息子も雨が降っていることを知っている前提があります。
・Because it is raining, we can’t play baseball.
これは、まだ相手が知らない情報を「なぜなら」と伝えるものになります。
2. 直接的な因果関係
直接的な因果関係→Because(Sinceは使えません)
・少年が木から落ちて腕を折った場合は、直接の因果関係があるのでBecauseを使います。
(○) Because the boy fell out of the tree, he broke his arm.
(×) Since the boy fell out of the tree, he broke his arm.
Coffee Break
ある資料によると世界人口の21% (15億人)が英語を話すものの、Nativeスピーカーは.3.8億人、英語を第2言語として使用していう人口が11.2億人(インド、フィリピンなど)です。
文部科学省によると世界の母国人口のNo.1 は中国語、次に英語、スペイン語、ヒンディ語(インド)アラビア語と続きます。(日本語は9位)
日本英語検定協会によると世界の国の数は200くらいなのに、言語は6900ぐらいあると言われています。ネパールのような小さな国でも120の言語があるとのこと。日本はモノリンガルですが、そういう国は世界の中でも少数派なんだそうです。
シンガポールにて話されている強い訛のある英語Singaporean EnglishはSinglish (シングリッシュ)、マレーシアの英語は、Manglishマングリッシュと言われています。
日本人の英語はジャパングリッシュだそうです。