医学英語論文の書き方マニュアル – 3:不定冠詞と集合名詞
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One Point English:AMA Manual of Style参照
1.不定冠詞の選択
1.1 母音( a i u e o)で始まる単語の前は、anとは限りません。
不定冠詞の選択(aかan)は綴りではなく発音(アイウエオ)によって決まります。
例:An honest mistake(オネスト), an X-ray (エックス), a unicorn (ユニコーン)
1.2 略語とフルスペルで、異なることがあります。
Red Blood Cellの単数はaですが、略語RBCは、発音が「アールBC」ですので、an RBCとなります。Ultrasoundの単数にはanを使いますが、略語のUSは、発音が「ユーエス」ですので、a USとなります。
2.集合名詞【collective noun】
2.1 数えられない名詞で単数扱いのみ:furniture, baggage, clothing, luggage, mail, music等
(「家具類」「手荷物類」など、日本語の感覚では類が付くものです。)
2.2 数えられる名詞で単数・複数両方あるもの:family, audience, class, committee, couple, company, faculty, staff, government等
2.3 数えられる名詞で複数扱いのみ
police(ここの警官はa police officer)
people(人々:単数にしたいときは a person)
the rich など、形容詞に定冠詞をつけると—の人々という意味の集合名詞になり複数扱いをします。
言語の不思議 (Do you know?)
形容詞の順番ですが、なぜか日本語と逆が多いです。
白黒 black and white
南北 north and south
需要と供給 supply and demand
あれこれ this and that
遅かれ早かれ sooner or later
貧富 rich and poor
甘酸っぱい bitter and sweet