Scopusで自分の著者プロフィールを管理する
Scopusとは、エルゼビア社が提供する抄録・引用文献データベースです。論文と著者が自動でリンクされているのが特徴で、著者を検索することでその著者の文献数と被引用数の推移を簡単に知ることができます。また、ログインして自分のデータを登録することで、より正確に業績を管理できます。
著者を検索する
Scopus内で検索するだけなら登録する必要はありませんが、自分の業績を管理するならログインする必要があります。メールアドレスとパスワードで登録できます。
ログインしたらトップページに戻って、[著者プロファイル]または画面上部にある[著者検索]をクリックします。
検索したい著者名を入力して[検索]をクリックします。
検索結果から、見たい著者をクリックします。同姓同名の著者がいる場合複数表示されるので、分野や所属期間などを参考に探します。
著者のページでは、その著者の文献数と被引用数のトレンド(10年間)をグラフで見ることができます。また、画面の下には論文を見ることができます。[〇〇件の文献による被引用]を選択すれば、その著者の論文を引用した論文が一覧で表示されます。
論文リストを修正する
このデータは自動処理で行われているため、別の著者の論文が集計されている場合があります。そこで、自分の業績として正しく管理するために、データを修正しましょう。
[著者プロファイルの修正を依頼]をクリックすると、まず、どの名前表示を優先して表示してほしいか、申請者は本人か代理人かどうかを選択します。
修正画面では2つの操作ができます。まず、現在登録されている文献の中で自分以外のものがあれば、そのチェックを外します。もうひとつは、登録されていない文献があれば[抜けている文献を検索]で文献を検索し、登録したいものにチェックを入れます。
最後に、所属機関の変更があれば選択します。[確認して送信]をクリックすれば、Scopusにリクエストが送られ、変更が反映されるようになります。
同様の手順で[ORCIDに追加]をクリックすれば、ORCIDを表示してリンクさせることも可能です。