医学英語論文の書き方マニュアル – 29:“適切”は英語で??
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今月は【「適切」の意味を表現する英語】について考えてみましょう。
「適切」の意味を表現する英語
「suitable」
目的や状況にピッタリという意味です。
I believe I am suitable for the job.
私はこの仕事の適任者であると思います。
「proper」
社会的または法的に正しいという意味で使います。
A putter is not the proper club to use in a bunker.
パターはバンカーで使うには適切なゴルフクラブではない。
「appropriate」
特定のタイミング、状況、目的に適しているという意味の英語で使います。
This movie is not appropriate for children under 12.
この映画は12歳以下の子供には適切ではありません。
「adequate」
特定の目的に対して十分な量がある、十分な品質があるという意味で使います。
He’s adequate to the job. 彼はその仕事に適任だ。
The national health service was far from adequate. 国の保険業務は、十分には程遠かった。
「right」
英会話の時に使います。「正しい」「(状況に)合っている」「適切な」などの意味で、ほとんどの状況で問題なく使うことができます。
He is the right man for the job.
彼はこの仕事に適任です。
Coffee Break
太陽と月の表現する時の違いは、日と英米でこんなにもあります。
(参照:鈴木孝夫「日本語と外国語」)
多くの日本人は太陽を赤色に塗り、英米人は金色や黄色に塗ります。
月は、日本人は黄色、英米人は銀色・白色 です。
太陽は天照大神という女神、月は、月読尊という男神
ギリシャ神話ではヘリウス(太陽神)は男性、アルテミス(月の神)は女性
日本では月の表にウサギの姿を見ますが、
英米人は the man in the moon といいます。
ちなみにthe man in the moonの定義を調べると下記のようになっていました。
(in children’s stories) the human face that you can imagine you see when you look at the moon
月の表面に見えるクレーターが、人の顔に見えるとされています。